【Interview】
Sano ibuki ONE-MAN LIVE “GOOD LUCK

グッズに関しても結構こだわりが強いので、マネージャーをはじめ、スタッフさんを困らせてしまっていますね(笑)

― これだけさまざまなことをご自身でプロデュースされているということで、
ひとつ気になっていたのですが、もしかしてグッズとかもご自身で手がけられていますか?

実は結構やっています。

― 先日、ミニアルバム『革命を覚えた日』の限定版特典のTシャツをご自身で発表して、さらに詳細な説明までされていたのを見て、すごく驚いたんです。
裏面を左手で描いたりしていてすごくこだわっているようだったので、もしや過去のグッズもご自身で手がけられているのか、、?と気になってしまいました。

グッズに関しても結構こだわりが強いので、マネージャーをはじめ、スタッフさんを困らせてしまっていますね(笑)
Tシャツ1つ取っても、生地とか、ボディの形がどうかとか、自分の手で触って確かめて決めてます。もちろん試着して、着心地、サイズ感も全部。
デザインとかも、原案は全部自分で出してます。

(Mg) デザイナーさんには、ここはもう少しこう配置したほうがまとまりますよ、と助言をいただきながら、基本はSanoの原案をほとんど手を加えず整えてもらう形で制作が進むことが多いです 。

お客様に手に取っていただいた時になるべく笑顔になっていただきたいんですよね。 ライブに来ていただけることってハードルが高い物だと思っているので、せっかく来ていただいたお客様にはできるだけ笑顔になって帰ってもらえるようなグッズを作りたいなと思っています 。

― Sano ibukiさんの思う”やりたいこと”と、スタッフの思う”できること”がぶつかったりしませんか?

できないならやめよう、となることは結構あります。
でもそれは正しいと思っていて、妥協して納得のできないものを作るならなしにしよう、っていうハードルを設けた上でクリアできるものしか出していないので僕のグッズはいいものしかないです!自信があります。

― ここまで考えてくれてるなんて、お客様も嬉しいですね。
今回のミニアルバム『革命を覚えた日』の限定版特典のTシャツの裏面はどうして左手で描こうと思ったんですか?

裏面のデザインは、独特の歪感を出したいというのがあって、最初は右手で普通に描いてみたり、他の方に描いてもらったり、フォントで作ったりとか、いろいろ試しました。
歪なんだけど、少年感が足りないな〜と思っていて、左手で描いてみたら、これだ!となりました。
いい”下手くそ感”が一番しっくり来ました。
ただ、左手で描いてても、何度か書き直していたらだんだん上手になっていってしまって、それは困りましたね(笑) かなりいろいろやったよね、、、ごめんね 。

(Mg)本当だよ(苦笑)
でもポイントが明確だったから、まぁ付き合うか、という感じでスタッフ陣もたくさん頭を悩ませましたね。

― 思い付きで左手で描いた訳ではなかったんですね。

試行錯誤の中で辿り着きました。
時間が許すなら、海外の子供に書いてもらったりとか、やってみたかったですね。

(Mg)本人がグッズにこだわりがありすぎるから、全て自分で説明できちゃうんですよね。
生地からデザインまで。 しかもそれをファンの方に向けて自分の言葉で説明する、ファッションショーっていう配信ライブを毎回やっているんです 。

どうせだったらいろいろ知って欲しいじゃないですか。
こんな着回しができるよ、とか。
自分の服を持って行って、たくさん着回しを披露してます。
その場でどんな服を着て欲しい?とかコメントで聞いたりもします。

― 毎回このような配信をされているとオシャレなお客さんが多いんじゃないですか?

同じグッズでもいろんな着方をしてきてくれるので嬉しいですね。
もちろんそのまま着てても、タオルを首からかけてるっていうシンプルなのでも嬉しいですし、これだけ丹精込めて作っているので、ファンの方もこだわってくれてるのを見ると”フフフ”ってなっちゃいます。

僕も1人だから大丈夫だよと言ってあげられるような楽曲を作りたいなと思っています

― では、duoのインタビュー企画のマンスリーテーマとして、ちょっと音楽とは関係ないことを1つ。
幼少期時代はどんな子供だったか、教えてください。

小学校の低学年の時は活発な子だったらしいですね。
あまり覚えてないですがヤンチャをいっぱいしていたらしいです。
でも、10歳くらいから15歳くらいまでは、それこそ窓際系でした。他人に興味ないと思われてたくらい、友達も少なくて、おしゃべりをする相手もごくわずか。
幼馴染でいつも一緒にいたやつがいるんですけど、そいつ以外ほぼ喋らずでした。

― もしかしたらそんな幼少期が知らないうちに楽曲に表れているかもしれないですね。
引っ張り出そうとしてないのに、気付かないうちに出てくる秘めていた感情、というか。

その通りで、まさに子供の頃のことを思い出すことは多いです。
小学生の時にジャングルジムのてっぺんから落っこちて、肘を複雑骨折したんですけど、肘ばっかり気になっていたら膝や足もボロボロになっていて1年運動ができなくなったことがありました。
運動を禁止されている時期に、みんなが遊んでいるのを、電気も消されたような暗い部屋から見ている疎外感みたいな、世界から弾かれた感覚は今の自分にも宿っていると思います。
それは音楽活動にも通じているような気がして、
一人ぼっちになった経験もあり、でもそんな僕でも歌えているんだという現状があるので、一人ぼっちだと感じている方が僕以外にいるのなら、
僕も1人だから大丈夫だよと言ってあげられるような楽曲を作りたいなと思っています。

― では、最後に今回duoで開催される『Sano ibuki ONE-MAN LIVE “GOOD LUCK”』に向けて、見どころ、意気込みをお願いします。

今、セットリストや演出がようやく出来始めてきたところなのですが、
タイトルで“GOOD LUCK”と銘打っているように、ライブを見てくれた方の明日に向かう活力の一歩になるようなライブができたらいいなと思っています。
そういう気持ちにさせるぜ!という意志を込めています。


Sano ibuki ONE-MAN LIVE “GOOD LUCK”

2023年11月25日(土) open 17:15 / start 18:00
◆一般チケット:¥4,000 (Dr別・整理番号付き・税込) 
https://eplus.jp/sanoibuki/
(問)HOT STUFF PROMOTION:050-5211-6077
[平日12:00〜18:00]


2023年10月18日(水)発売

Sano ibuki  3rd Mini Album 
『革命を覚えた日 』

01 少年讃歌
02 罰点万歳
03 下戸苦情
04 menthol
05 眠れない夜に
06 久遠
<CDのみ収録ボーナストラック>
07 エイトビート

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