斎藤誠 ポップロック35周年ツアー!! ~秋は三種の味わいで~ in 東京 スペシャル対談!

今年でデビューから35周年を迎える斎藤誠。その記念すべきツアーが東名阪で行われる。そこで、斎藤誠に今対談したい人はいるか聞いてみたところ河村”カースケ”智康の息子で、斉藤和義やmiwa、ゆずのドラマーとして活躍する河村吉宏”よっち”の名前が挙がった。赤ちゃんの頃からずっと斎藤誠のそばにいた河村よっちとの対談の行方を見逃すな!!

文:Music For Life

心が柔らかいロッカーばかりですもんね。


●斎藤誠:デビューして35年経つけど、よっちは赤ちゃんの頃からライブ会場にいたね。

●河村よっち:そうそう、誠さんのライブはほとんど見ているんですよね。

●斎藤誠:見てるっていうか居た。 六本木PIT INのライブで一部が終わって「わー」って俺たちが楽屋に帰って行くと、赤ちゃんのよっちがスヤスヤ寝てるわけ。

●河村よっち:みんなの楽屋なのに、僕が寝る部屋みたいになっちゃってたみたいで笑

●斎藤誠:そうそう、まわりにレゴがいっぱい落ちててさ。俺たちもよっちの寝顔見ながら静かにしてんの。ライブで熱くなってるのに楽屋は妙にピースフルな空気で、、、。

●河村よっち:すみません…笑

●斎藤誠:「なんで赤ん坊がいるの?」なんて野暮なこと言うヤツは一人もいない。

●河村よっち:心が柔らかいロッカーばかりですもんね。

●斎藤誠:そんなん初めて聞いたよ!

「なかなかこの子はドラムに興味を持ち始めないな」っていう思いがあったの。


●斎藤誠:そういう赤ん坊のころからカースケのビートは聞いてたわけだからね。でも、小学生の時とかまだ興味ないよね。

●河村よっち:全然。やってないですね。

●斎藤誠:家にVドラム来たのいつだっけ?

●河村よっち:中二の終わりですね。

●斎藤誠:そのぐらいからだよね。

●河村よっち:バスケをずっとやってたんですけど、部活も春で引退して。と同時期にもともとTVゲームが好きで、色んなゲームがある中たまたまドラムのゲームもあって。それを全部クリアしちゃって、んー…お父さんもやってるし本物をと思って。

●斎藤誠:きっかけは親父じゃないのかい!

●河村よっち:いやいやいや!もちろん親父もあったんですけど笑

●斎藤誠:いや、だからさ、俺もうちのメンバーもなんとなくだけど「なかなかこの子はドラムに興味を持ち始めないな」っていう思いがあったの。ドラムやんないかなーって。

●河村よっち:ギターの柳沢さんの息子の亮太(SUPER BEAVER)が先に音楽に興味を持ち始めたんですよね。で、よく正月にみんなで集まってた時に、すごく彼がちやほやされてて。それを見てちょっと嫉妬みたいなのをしてる自分がいて。でも、引っ込み思案なところもあって、なかなか気持ちを表現できずにっていうのもあったんですよね。

●斎藤誠:Vドラムね、やっと来たって思ったのよ。で、リハーサルの時に親父についてきたよっちに「ちょっと叩いてみろよ〜」って言ったら、ニコニコ叩いてみせて、「あれ…意外と完璧じゃん…!」ってなって。

●河村よっち:そうですか?笑 でも、その時に成田さんに「座り様がいい」って言われて嬉しかったんですよね。ドラムがうまいとかへたとか置いておいて、座り様がいいからよっちはいいねって。

●斎藤誠:成田さんらしい視点だよねぇ。

●河村よっち:嬉しかったです。それからずっと誠さんのリハーサルを見に行って、何度も何度も見ながらここではこうやって叩くんだってなんとなく吸収していったんですよ。

●斎藤誠:やっぱり親父が叩いているのを見ていて、どんどん吸収して行ったんだろうね。

●河村よっち:でも、いまだに誠さんの曲を自分でプレイしたことがないんですけど、絶対に叩けるんですよね笑

みんなに愛されているところが似てるね。


●斎藤誠:そんなよっちが今やいろいろなアーティストから引っ張りだこでさ。そうなる理由は沢山あるだろうけど、プレイの良さは勿論のこと、やっぱり人間的にも愛されているからだと思うわけ。アーティストからも、スタッフからも絶対に慕われているはず。これってすごく大切なことでさ。そんなところまで親父と一緒かい!って。

●河村よっち:親父みたいに粋なことは言えないんですけど…。

●斎藤誠:粋なことなんてあいつ言ったことはないよ!笑 でも本当にみんなに愛されているところが似てるね。よっちにだったら本音を言ってくるアーティストもいるんじゃない?

●河村よっち:そうですね、よく年下のアーティストさんから、他には言えないようなことを僕に言ってくれたりしますね。

●斎藤誠:年下で思い出した!カースケなんて三つ年上の俺に、「おい、斎藤!斎藤!斎藤!!」だよ。呼び捨てが必ず3回なのが面白いでしょ。ライブのMC中に突然ドドドドってキックの音で呼ばれたこともあるぞ。

●河村よっち:言いたいことが言えてる仲ってことですね笑

●斎藤誠:35周年迎えて、その経緯を全部知ってる人ということで、今回よっちに声をかけたんだけど、最後にもう一つ言いたい話があるんだ。10歳のよっちと柳沢の子ども2人がライブを来てた時、たまたま近くにレコーダーが置かれていて、あとで録音聴いたら、もうこいつらの声ばっかりが入ってるわけ笑 「初恋天国」の時が最高で、サビの最後に「天国まで〜ハーイ!」ってところがあるんだけど、その「ハーイ!」の部分を3人の子どもたちが声を合わせて歌ってるわけ…。これがもうめちゃめちゃ可愛くて!笑

●河村よっち:それ全然覚えてないです笑

●斎藤誠:AメロBメロの時はぺちゃくちゃ喋っていて、サビの最後だけ思い出したように「ハーイ!」って入れてくるから大笑い。21年くらい前かな。いやしかし、そんなよっちと今こうやっておんなじ場所で仕事しているっていうのがさ。

●河村よっち:面白いですよね。

−よっちさんから見た誠さんの印象は?

●河村よっち:僕が物心ついて見てきてから何も変わってない、きっと最初に音楽に心打たれた頃のまんま、少年のまんま。メンバーみんなもそうですけど本当に昔から変わらないんで。誠さんっていう一人の名義でやっているかもしれないけど、あれは斎藤誠っていうバンドで。こういうふうになりたいなっていうのから音楽が始まっているような気もするし。いつまでもこの感じでいてほしいです。誠さんみたいに音楽を優しくリードしてくれるミュージシャンがなかなかいないなって思うので。誠さんみたいな人が近くにいたらみんなハッピーだなって思います。


■開催日時
 
2018年10月20日 (土)
 17:30 OPEN / 18:00 START
■開催場所
 duo MUSIC EXCHANGE

 東京都渋谷区道玄坂2-14-8 O-EASTビル1F
 ●duo MUSIC EXCHANGE Webサイト
■チケット料金
 ADV ¥6,800- / DOOR ¥7,300-
 ※税込 ※ドリンク代別途必要

斎藤誠

1980年 青山学院在学中より音楽活動スタート。1983年 デビューアルバム「LA-LA-LU」をリリース。以来シンガーソングライターとして、シングル15枚・ベスト盤を含むアルバム13枚をリリース。現在は、サザンオールスターズ・桑田佳祐のサポートギタリストとしても活動。そして、自身で「ネブラスカ」と称した弾き語りライブや、マーティン社とのコラボレーションイベント「Rebirth Tour」に参加するなどライブ活動を精力的にこなす。2017年4月 自身のオリジナル曲を、ギターと歌のみでセルフカバーした「ネブラスカレコード ~It’s a beautiful day~」 をリリース。2018年4月18日、ニューシングル「It’s A Beautiful Day」リリース。

■斎藤誠_本人Webサイト
 http://www1.odn.ne.jp/cah32600/
■斎藤誠 Webサイト
 https://tearbridge.com/saitomakoto/
■斎藤誠 Facebook
https://www.facebook.com/makoto.saito.official/

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